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HUION の Kamvas と Kamvas Pro はどう違うのか

著者: ペケ最終更新: 2026/08/09

HUIONにはKamvasとKamvas Proがありますが、Proが上位グレードとは限りません。16インチ以下では無印のほうが解像度が高い組み合わせもあり、Proが明確に効いてくるのは19インチ以上の4K帯です。現行モデルを価格順に並べて構造を整理しました。

HUIONの液タブには Kamvas と Kamvas Pro があります。名前だけ見ると Pro が上位グレードのように思えますが、価格と仕様を並べてみると、そう単純ではありませんでした。

当サイトに掲載している現行モデルを、サイズ順に並べます。

機種参考価格画面解像度発売
Kamvas 13 (Gen 3)39,980円13.3型2560×14402024年4月
Kamvas Pro 13 (2.5K)39,999円13.3型2560×16002022年1月
Kamvas 13 (Gen 3) SE43,980円13.3型1920×10802025年9月
Kamvas Pro 16 V265,560円15.6型1920×10802025年10月
Kamvas 16 (Gen 3)79,980円15.8型2560×14402025年1月
Kamvas Pro 16 (2.5K) 豪華版84,000円15.8型2560×14402022年1月
Kamvas 22 (Gen 3)94,800円21.5型2560×14402026年3月
Kamvas Pro 24 (4K)135,000円23.8型3840×21602021年7月
Kamvas Pro 19139,980円18.4型3840×21602024年1月
Kamvas Pro 24 (Gen 3)199,800円24.0型3840×21602025年11月
Kamvas Pro 27 (144Hz)299,800円26.9型3840×21602024年1月

Proと無印が価格順に入り混じっているのが分かると思います。


16インチ以下では、Proという名前に意味がない

表のなかでいちばん分かりやすいのが、15〜16インチの並びです。

Kamvas Pro 16 V2(65,560円)はフルHD、Kamvas 16 (Gen 3)(79,980円)はQHD(2560×1440)。無印のほうが1.4万円高いかわりに、解像度が上です。Proだから高精細、という関係になっていません。

Pro 16 V2 は2025年10月発売と新しいのですが、これは中身がすべて新しいという意味ではありませんでした。海外レビューでは「ペンのアップグレードのみで、ディスプレイや接続性の改善はない」と評価されています。詳しくはKamvas Pro 16 V2 の海外レビューまとめに書きました。

13インチでも似た状況です。Kamvas 13 (Gen 3)(39,980円)と Kamvas Pro 13 (2.5K)(39,999円)の価格差は19円。解像度はPro 13が2560×1600でわずかに縦が広いものの、発売はPro 13が2022年、無印のGen 3が2024年です。この場合、新しいペン技術(PenTech 4.0)を積んでいるのは無印のほうになります。

つまり、この価格帯で「Proと書いてあるから上位」と考えて選ぶと、判断を誤ります。

Kamvas 16 (Gen 3)
Kamvas 16 (Gen 3)
HUION / 液タブ
発売: 2025-01-01
参考価格 ¥79,980
▶ 詳細・価格を見る
Huion Kamvas Pro 16 V2
Huion Kamvas Pro 16 V2
HUION / 液タブ
発売: 2025-10
参考価格 ¥65,560
▶ 詳細・価格を見る

Proが本当に効いてくるのは19インチ以上

では Kamvas Pro に意味がないのかというと、そうではありません。線が引かれるのは画面サイズです。

無印のKamvasは、いちばん大きいものでも Kamvas 22 (Gen 3) の21.5型・QHD(94,800円)までです。それより大きい機種、そして4K解像度のモデルは、すべてProにしかありません。

  • Kamvas Pro 19(18.4型・4K・139,980円)
  • Kamvas Pro 24 (Gen 3)(24.0型・4K・199,800円)
  • Kamvas Pro 27 (144Hz)(26.9型・4K・144Hz・299,800円)

色域もこの帯は一段上で、Pro 19 と Pro 24 Gen 3 はAdobeRGB 96%・DCI-P3 98%をカバーします。印刷や映像を意識する仕事で効いてくる水準ですね。

整理すると、Kamvas Proは「上位グレード」ではなく「大画面・4Kの担当」と考えるほうが実態に近いと思います。16インチ以下では無印とProが同じ土俵で混在していて、19インチ以上になると選択肢がProしかなくなる、という構造です。

Kamvas Pro 19
Kamvas Pro 19
HUION / 液タブ
発売: 2024-01-01
参考価格 ¥139,980
▶ 詳細・価格を見る
Kamvas Pro 27 (144Hz)
Kamvas Pro 27 (144Hz)
HUION / 液タブ
発売: 2024-01-01
参考価格 ¥299,800
▶ 詳細・価格を見る

Pro 24 が2種類ある点に注意

もうひとつ紛らわしいのが、Kamvas Pro 24 が2つ併売されていることです。

Kamvas Pro 24 (4K) は135,000円で2021年7月の発売。Kamvas Pro 24 (Gen 3) は199,800円で2025年11月の発売です。画面サイズと4K解像度は近いのですが、発売年が4年違います。

6.5万円安いほうを見つけて得をしたと思っても、それは4年前の設計です。Pro 24 という表記を見たら、Gen 3 が付いているかどうかを確認してください。


Kamvas Slate は液タブではない

もうひとつ、名前が近いので触れておきます。Kamvas Slate 11(49,999円)と Kamvas Slate 13(74,999円)というモデルがありますが、これらはPCに繋ぐ液タブではなく、単体で動くAndroidタブレットです。

同じKamvasの名前が付いていますが、用途が違います。PCと繋いで使うつもりで買うと想定と異なりますので、注意してください。


選ぶときの整理

サイズから決めるのが早いと思います。

13〜16インチを探しているなら、無印とProの両方が候補に入ります。ここでは名前を無視して、解像度と発売年で比べてください。現状では無印のGen 3系(13 Gen 3、16 Gen 3、22 Gen 3)が新しく、解像度も確保されています。各機種の評価はKamvas 13 (Gen 3) のレビューまとめKamvas 22 (Gen 3) のレビューまとめにまとめました。

19インチ以上、あるいは4Kが必要なら、選択肢はProになります。この帯ではProという名前が実際に意味を持ちます。

他社を含めた価格の考え方は液タブの価格差はどこから来るのか、サイズや色域の判断は液タブ選びで失敗しないための6つのポイントにまとめてあります。