初めて買う人には、購入時の価格差が小さければArtist 16 3rdを勧めます。ダイヤルで拡大縮小やブラシサイズを調整でき、USB-Cケーブルと折りたたみ式スタンドも付属するためです。
一方、Artist 16 セカンドを使っていて画面や操作に不満がないなら、急いで買い替える必要はありません。両機種とも15.4型・フルHDで、3rdに替えても画面が広くなったり、解像度が上がったりするわけではないからです。
この記事は2026年10月21日に確認したメーカー公式情報による比較です。実機を使ったレビューではありません。筆圧の数値だけで描き心地の優劣を決めず、操作方法と付属品を含めて選びます。
Artist 16 3rdとセカンドの違い
比較対象はArtist 16 3rdとArtist 16 セカンドです。名前の似たArtist Pro 16(Gen 2)は別製品なので、購入時は型番も確認してください。
| 項目 | Artist 16 3rd | Artist 16 セカンド |
|---|---|---|
| 本体型番 | CD161FH | CD160FH |
| 画面サイズ | 15.4型 | 15.4型 |
| 解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
| フルラミネーション | 対応 | 対応 |
| 画面表面 | AGエッチングガラス・防汚加工 | アンチグレアフィルム |
| 付属ペン | X4スマートチップスタイラス | X3 Elite |
| 筆圧感知 | 16,384段階 | 8,192段階 |
| ON荷重 | 2g | 3g |
| 本体の操作 | 2つのX-Dialと8個のキー | 10個のキー |
| 本体重量 | 1,355g | 約1.42kg |
| USB-C同士の接続ケーブル | 付属 | 別売 |
| 3-in-1ケーブル | 付属 | 付属 |
| スタンド | 折りたたみ式を付属 | 標準付属品に記載なし |
| USB電源アダプター | 付属しない | マニュアルの付属一覧に記載 |
仕様と同梱品は両機種の公式製品ページ、3rdの接続ガイド、セカンドの公式マニュアルを参照しています。販売店独自のセット品は内容が異なるため、注文する商品の同梱一覧を優先してください。出典は記事末尾にまとめています。
Amazonのリンク先は日本限定版(ブラック)です。本体仕様は通常版と同じですが、パッケージ・一部付属品が異なります。
参考価格と販売価格は異なる場合があります。型番・付属品・販売元を購入先で確認してください。
Amazonのリンク先はピンクです。販売元・同梱品・保証条件を購入先で確認してください。
参考価格と販売価格は異なる場合があります。型番・付属品・販売元を購入先で確認してください。
3rdを選ぶ理由はダイヤルと付属品
3rdで注目したいのは、画面の大型化ではなく操作の変更です。2つのX-Dialにはキャンバスの拡大縮小やブラシサイズ調整などを割り当てられます。キーを繰り返し押す操作をダイヤルに移したい人には、選ぶ理由になります。
ただし、セカンドの10個のキーに対して3rdは8個です。キーに多くの機能を割り当てている人は、ダイヤルが増える利点だけでなく、キーが減る点も考えてください。すでにキーボードや別の左手デバイスで操作しているなら、ダイヤルのためだけに買い替える必要性は下がります。
3rdにはフル機能USB-Cケーブルと折りたたみ式スタンドが付属します。セカンドではUSB-C同士のケーブルは別売で、標準付属品一覧にスタンドはありません。これから一式そろえる人は、本体と追加購入分の合計で比べると判断しやすくなります。
ペンの違いをどう見るか
X4ペンの筆圧感知は16,384段階で、セカンドのX3 Eliteは8,192段階です。ただし、段階数が倍でも描きやすさが倍になるという意味ではありません。線の入り方や強弱は、筆圧設定、ブラシ、ソフト、描く人の力のかけ方にも左右されます。
ON荷重は、ペンが入力を検知し始めるために必要な力です。公称値は3rdが2g、セカンドが3g。軽い筆圧で線を入れたい人が比べる項目になりますが、メーカーの測定値であり、実際の線の入り方を保証するものではありません。
セカンドで線の入りに不満があるなら、買い替え前にドライバーと描画ソフトの筆圧設定も確認してください。設定を調整しても不満が残る場合は、3rdを店頭などで試せると判断しやすくなります。
画面の広さと色域の注意点
両機種とも15.4型・1920×1080なので、「もっと広い作業領域がほしい」「文字や細部をより精細に表示したい」という目的では、3rdへの買い替えは合いません。より高解像度の機種も比較対象になります。
画面表面は異なります。3rdはAGエッチングガラスと防汚加工、セカンドはアンチグレアフィルムです。摩擦感や映り込みの感じ方は仕様表だけでは決められないため、ペンの滑りが気になる人は実機で確かめたい部分です。
色域の数字もそのまま大小を比べないでください。3rdの公式表記はsRGBカバー率99%、セカンドはsRGB色域127%です。カバー率は基準の色域をどれだけ覆うか、色域の広さを示す数値は範囲の大きさを表します。測り方の違う数字なので、127が99より大きいことだけでセカンドの色が優れているとは判断できません。
印刷物の色合わせが目的なら、色域の広さだけでなく、使うソフトの色管理や画面の調整も含めて検討してください。
PC不要の端末ではない
Artist 16 3rdもセカンドも、単体でお絵描きアプリを動かすタブレットではありません。基本はPCにつないで使う液晶ペンタブレットです。Android端末との接続にも対応しますが、購入前に機種ごとの接続条件と対応端末を確認してください。
USB-C端子があるだけで、ケーブル1本で使えるとは限りません。映像出力に対応した端子とケーブルが必要で、給電能力によっては外部電源も使います。3rdの電源アダプターは付属しません。USB-C接続が難しいPCでは、付属の3-in-1ケーブルで接続できるか確認してください。
接続方法は3rd公式製品ページと購入機種のマニュアルで確認できます。PCの端子と必要な給電を先に調べておくと、届いてからケーブルを買い足す手間を減らせます。
価格差が小さければ3rd、安さを優先するならセカンド
Artist 16 3rdの国内オンライン販売開始日は2026年4月17日で、メーカー発表時の価格は税込49,980円です。セカンドも2022年のメーカー発表では税込49,980円でした。この金額は発表時の価格であり、現在の販売価格を保証するものではありません。
購入時はクーポンやセット内容を含む支払額を比べてください。価格差が小さいなら、ダイヤルと付属品を重視して3rdを勧めます。セカンドが十分に安く、ケーブルやスタンドをすでに持っているなら、セカンドを選ぶ理由もあります。
日本限定版の3rdは、公式説明では本体の仕様・性能が通常版と同じです。パッケージと一部のアクセサリーが異なるため、限定版だから描画性能が上がるわけではありません。
今使っている機種で決める
初めて液タブを買う人には、追加でそろえる物が少なく、ダイヤル操作も使える3rdが候補になります。まずPCの接続条件を確認し、セカンドとの総額差を見て選んでください。
セカンドを使っている人は、変えたい点を一つ決めると判断しやすくなります。ダイヤルを使いたい、軽い筆圧での入力を試したいなら3rdを検討する理由があります。画面を広くしたい、解像度を上げたいなら、別のサイズや高解像度モデルを探す方が目的に合います。
候補の仕様はArtist 16 3rdの商品ページとArtist 16 セカンドの商品ページで確認できます。シリーズ全体から選びたい人はXPPen Artistシリーズの比較記事も参考にしてください。
Amazonのリンク先は日本限定版(ブラック)です。本体仕様は通常版と同じですが、パッケージ・一部付属品が異なります。
参考価格と販売価格は異なる場合があります。型番・付属品・販売元を購入先で確認してください。
Amazonのリンク先はピンクです。販売元・同梱品・保証条件を購入先で確認してください。
参考価格と販売価格は異なる場合があります。型番・付属品・販売元を購入先で確認してください。
出典
- XPPen:Artist 16 3rd 製品情報
- XPPen:Artist 16 セカンド 製品情報
- XPPen:Artist 16 3rd 接続ガイド
- XPPen:Artist 16 セカンド 日本語マニュアル
- XPPen:Artist 16 3rd 国内販売開始の発表
- XPPen:Artist 16 セカンド 国内予約受付の発表
確認日:2026年10月21日。公式仕様に基づく比較であり、実機評価や購入後の効果を保証する記事ではありません。


