PCなしで描けるWacom MovinkPadを選ぶなら、軽さと価格の低さを重視する人は11、大きな画面とメモリ容量を優先する人はPro 14が候補です。通常版の税込参考価格は11が87,780円、Pro 14が193,380円。Pro 14の画面の広さや容量が、自分の制作にとって差額105,600円に見合うかが選ぶ基準になります。
この記事は2026年10月30日に確認した公式仕様をもとにした比較です。実機は使用しておらず、ブラシの追従性や描き心地を比較測定したものではありません。
通常版2機種の違い
| 項目 | MovinkPad 11 | MovinkPad Pro 14 |
|---|---|---|
| 通常版の型番 | DTHA116CL0Z | DTHA140L0Z |
| 税込参考価格 | 87,780円 | 193,380円 |
| 画面 | 11.45型 IPS | 14.0型 OLED |
| 解像度 | 2200×1440 | 2880×1800 |
| リフレッシュレート | 60/90Hz | 60/120Hz |
| 公称色域 | sRGBカバー率99% | sRGB・DCI-P3カバー率100% |
| SoC | MediaTek Helio G99 | Snapdragon 8s Gen 3 |
| メモリ | 8GB | 12GB |
| ストレージ | 128GB | 256GB・microSDスロットあり |
| 本体重量 | 588g | 699g |
| 付属ペン | Wacom Pro Pen 3 | Wacom Pro Pen 3 |
価格はワコムの発表による2026年9月25日改定後の通常版参考価格です。販売店の実売価格や、限定版・セット商品の価格とは区別してください。色域はメーカー公称の標準値で、色の正確さを実測した結果ではありません。
画面の広さと本体の重さ
持ち歩くなら11、大きく描くならPro 14が候補です。MovinkPad 11は588g。Pro 14の699gより111g軽く、外へ持ち出すときの重量を抑えられます。ただし、バッグに入れるときはケースや充電器の重さも加わります。本体の重さだけでは長時間片手で持ち続けやすいか判断できません。
画面の表示領域は11が243×159mm、Pro 14が302×189mmです。キャンバスの周囲にツールを並べたい人や、机に置いて大きく描きたい人にとって、Pro 14の広い画面は検討する価値があります。11を選ぶ際には、小さな画面にツールとキャンバスをどう配置するかも考えましょう。
11はIPS、Pro 14はOLEDを採用し、最大リフレッシュレートも90Hzと120Hzで異なります。ただし、この数値だけでペンの遅延や線の滑らかさ、描き心地まで優劣を決めることはできません。色域が広いことと、自分の作品を意図した色で表示できることは別です。
メモリと保存容量
メモリと保存容量は制作する内容に合わせて選びましょう。11はHelio G99と8GBメモリ、Pro 14はSnapdragon 8s Gen 3と12GBメモリという構成です。Pro 14はメモリと内蔵ストレージの容量が大きく、microSDスロットも備えています。
大きな画像や複数の制作データを扱うなら、容量の大きさはPro 14を選ぶ理由になります。一方、使えるレイヤー数やブラシの動作は、アプリ、キャンバスサイズ、ブラシ設定などで変わります。「Proなら重い制作も必ず滑らか」「11ならスケッチに十分」と、仕様だけで保証することはできません。普段使うアプリの動作条件と、対応する保存先を確認してください。
ペンと付属芯の違い
どちらも充電不要のWacom Pro Pen 3が付属し、筆圧は8,192段階、傾き検出は60°です。ペンを別に購入せずに描き始められる点は共通しています。
一方、画面の表面処理や付属の替え芯は異なります。11にはフェルト芯3本、Pro 14にはカーボンシャフトPOM芯・フェルト芯・POM芯が各1本収納されています。同じPro Pen 3を使い、筆圧の段階数が同じでも、摩擦感や描き心地まで同じだとは言えません。
PC接続の条件
単体で使うときはAndroid用アプリで制作します。PC版の制作環境をそのまま使いたい場合は、PC本体と接続の設定が必要です。
ワコムの公式FAQでは両機種ともInstant Pen Displayアプリを通じてPC画面を転送し、ペンとタッチで操作できると案内されています。USBまたは同じネットワークのWi-Fiを使う方式です。
対応OSはWindows 11、またはmacOS 14・15・26です。Arm版WindowsとIntel Macは対象外です。Wacom IDのソフトウェア特典欄からPC用アプリを取得し、端末側のWacom Labで機能を有効にします。USB接続では開発者モードとUSBデバッグの設定も必要です。4K以上のPC画面では拡張表示のみという制限があります。購入前にはFAQで最新の対応条件も確かめてください。
Pro 14の画面は120Hz表示に対応していますが、PC画面の転送も120Hzで動くと保証されているわけではありません。単体で使うアプリとPC側で使うアプリの契約・利用条件も、それぞれ確認が必要です。
差額105,600円の判断基準
MovinkPad 11は本体重量と初期費用を抑えて、PCなしで描く環境を用意したい人の候補です。11.45型の画面と8GBメモリが自分の使い方に合うかを確認したうえで選びたい機種です。
Amazonはブラシデータ特典付きTDTHA116CL0Zです。楽天の通常版DTHA116CL0Zとは特典構成が異なります。付属内容・販売元は購入先で確認してください。
楽天市場で価格・在庫を確認(PR)参考価格と販売価格は異なる場合があります。型番・付属品・販売元を購入先で確認してください。
MovinkPad Pro 14は14型の画面、OLED、12GBメモリ、256GBの保存容量を必要とする人の候補です。Proという名前だけで選ばず、自分に必要な画面の広さや容量のために105,600円を追加する価値があるかを考えてください。
Amazonはブラシデータ特典付きTDTHA140L0Zです。楽天の通常版DTHA140L0Zとは特典構成が異なります。付属内容・販売元は購入先で確認してください。
楽天市場で価格・在庫を確認(PR)参考価格と販売価格は異なる場合があります。型番・付属品・販売元を購入先で確認してください。
上の比較は通常版同士です。Amazonで紹介している商品は、11がブラシデータ特典付きのTDTHA116CL0Z、Pro 14が同じ特典付きのTDTHA140L0Zです。楽天の通常版DTHA116CL0Z・DTHA140L0Zとは特典構成が異なります。付属内容・販売元は注文先で確認してください。EVA Editionなどの限定版は、この参考価格比較には含めていません。
Magic Pro 13とMovinkPad Pro 14の比較 ワコム以外のPC不要端末も候補なら、価格差やPC接続方式の違いを整理できます。


