OLEDの画面と軽さを重視するなら、新しいiPad mini(A20 Pro)が候補です。一方、iPad mini(A17 Pro)を使っていて、画面や動作、保存容量に困っていなければ、買い替えを急ぐ必要はありません。両機種ともApple Pencil Proに対応しています。筆圧を使うために新型へ買い替える必要はありません。
2026年11月3日時点で新型は予約受付中で、11月6日発売予定です。予約は10月29日に始まりました。この記事はAppleの公式発表と仕様に基づく比較で、当サイトは新型の実機を試していません。手描きのイラストやスケッチ用として、本体とペンをどう選ぶかを整理します。
描画用途で変わるところ
| 比較項目 | 新iPad mini(A20 Pro) | iPad mini(A17 Pro) |
|---|---|---|
| 画面 | 8.5型OLED・Super Retina XDR | 8.3型IPS液晶・Liquid Retina |
| 解像度 | 2316×1512・326ppi | 2266×1488・326ppi |
| 広色域・表面 | P3・フルラミネーション・反射防止 | P3・フルラミネーション・反射防止 |
| チップ | A20 Pro | A17 Pro |
| Wi-Fiモデルの重量 | 255g | 293g |
| 厚さ | 5.4mm | 6.3mm |
| 対応ペン・別売 | Apple Pencil Pro/USB-C | Apple Pencil Pro/USB-C |
| 容量の選択肢 | 128/256/512GB | 128/256/512GB |
新型はAppleの現行仕様、旧型はAppleサポートのA17 Pro仕様を参照しています。表の重量はどちらもWi-Fiモデルの値です。Cellularモデルの重量は含めていません。
新型は画面方式がOLEDへ変わり、本体も薄く軽くなりました。ただし、8.3型から8.5型への変更で、作業画面が大型液タブ並みに広がるわけではありません。普段のアプリでツールパネルを出したときに、描く範囲を十分残せるかを考えましょう。
画素密度は両方326ppiです。OLEDという名前だけで、ペン先と線のずれや描画の遅延まで改善したと判断することはできません。新型のリフレッシュレートやRAM容量は今回の公式資料では数値を確認できず、120Hzや特定のGB数を前提に比較していません。
Apple Pencilの選択
本体を選ぶ前に、使うApple Pencilを決めておきましょう。筆圧で線の太さや濃さを変えて描きたいなら、Apple Pencil Proを候補にしてください。Apple公式のペン機能比較では、Proには圧力を感知するセンサーがあり、USB-C版にはありません。これは新旧どちらのiPad miniを選ぶ場合も同じです。
USB-C版も傾きの検知やホバーに対応しています。筆圧を使わないメモやスケッチ用ならUSB-C版も検討できますが、安いからという理由だけで選ぶと、あとで筆圧を使いたくなったときにペンの買い直しが必要になります。
ProはiPadの側面でペアリングとワイヤレス充電ができます。USB-C版はケーブルでペアリングと充電を行い、側面のマグネットは保管に使います。Proのスクイーズやバレルロールなどを使いたい場合も、アプリ側の対応を確かめてください。
すでに対応するPencil ProやUSB-C版を持っているなら、新型の購入予算にペンを買い直す費用まで含める必要はありません。手持ちのペンの正式名を確かめてから、追加費用を見積もりましょう。
ペン込みで必要な費用
Appleが日本向けに発表した一般向けの税込価格では、新型のWi-Fi・128GB・標準ガラスが119,800円からです。Apple Pencil Proは23,800円、USB-C版は14,800円で、いずれも本体とは別売です。学生・教職員向け価格や下取りの割引を使わずに計算すると、次の金額になります。
| 新型の購入構成 | 本体+ペンの税込合計 |
|---|---|
| Wi-Fi・128GB+Apple Pencil Pro | 143,600円 |
| Wi-Fi・128GB+Apple Pencil USB-C | 134,600円 |
| 対応ペンを持っていて本体だけ購入 | 119,800円 |
ケース、アプリ、保証などの費用は含めていません。筆圧を使う予定なら、USB-C版との9,000円差だけでなく、本体とProを合わせた143,600円で検討してください。
当サイトに掲載しているA17 Proの参考価格は78,800円です。この金額に同じペン代を足すと、Pro込み102,600円、USB-C版込み93,600円になります。サイトに掲載した参考価格で比べると、新型は41,000円高くなります。ただし、現在の販売店価格で比べた差ではありません。旧型を今買う場合は、容量、新品・中古の区別、販売元、保証と在庫を購入先で確認してください。
容量とガラスの選択
Nano-textureガラスは最安の128GBモデルには付いていません。新型の256GBと512GBで選べるオプションです。映り込みを減らすために選ぶ場合も、費用は標準ガラスの119,800円とは分けて考え、選んだ容量とガラスの組み合わせで見積もり直してください。表面の感触や描き心地が自分の好みに合うかは、仕様だけでは判断できません。
新型は保存容量によってチップ構成も違います。公式仕様では128GBと256GBが5コアCPU、512GBが6コアCPUです。Neural Engineの構成も異なるため、同じA20 Proという名前でも、どの容量のモデルも同じ仕様とは言えません。
ただし、CPUのコア数だけからブラシの反応や使えるレイヤー数は決められません。大きな作品を扱うために買い替えたい場合は、発売後に、普段使うアプリで自分の作品に近いサイズのデータを扱った検証が出るのを待って判断する方法もあります。現時点では、新型にすれば作業の遅さが必ず解消するとは考えないでください。
選ぶときの確認点
初めて描画用のminiを買うなら、まず筆圧を使うかを決め、そのうえでOLEDと軽さに予算を使うかを考えましょう。A17 Proを持っている人は、画面、重さ、容量、動作のうち、何に困っているかを整理してみてください。対応ペンの種類は共通なので、ペン機能だけを理由に新型へ変える必要はありません。
新型の購入先はApple公式のiPad mini購入ページで確認できます。ここはアフィリエイトではない通常リンクです。容量・ガラス・通信方式を選び、ペンは別売であることも確かめてください。
下の製品カードは旧型のA17 Proです。新しいA20 Proの予約商品と取り違えないよう、商品名と容量を確認してください。カードの参考価格は現在の販売価格を保証するものではありません。下のAmazonリンクはA17 Pro・Wi-Fi・128GB・ブルーです。販売元と付属内容は購入先で確認してください。
Amazonのリンク先はA17 Pro搭載モデル・Wi-Fi・128GB・ブルーです。Apple Pencilは別売です。色・容量・販売元を購入先で確認してください。
参考価格と販売価格は異なる場合があります。型番・付属品・販売元を購入先で確認してください。
Magic Pro 13とMovinkPad Pro 14の比較 小型のiPadより広い画面や、PC接続との使い分けを重視する場合は、Android搭載の描画端末も比較できます。使えるアプリはiPadと異なります。


